最近買った本

続続・吉原幸子詩集 (現代詩文庫)(商品紹介ページへ飛びます)
高校時代に合唱で知った吉原幸子さんの詩。長らく詩を読むということから遠ざかっていた私ですが、吉原幸子さんの強烈な言葉たちが思い返されて唐突に詩集を手にしました。
続続ということで、私が知っていた詩たちとは違いもっと丸い、優しい詩が並んでいまいた。全ての生き物に対する愛、か。
一番心に残っているのはやっぱり「発光」でしょうか。傷ついてもそれが無駄じゃなかったと気付き、気付いたことによって救われたという詩。なのかな……?
詩の鑑賞に関しては一切自信がないのではっきり言いきれない自分が情けないですが;
ついつい一作目と二作目の詩集も通販で買ってしまった私。吉原さんの生涯において、表現がどう変化していったのかなどに注目して鑑賞してみたいです。


銀河鉄道の夜 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)(商品紹介ページへ飛びます)
言うまでもない有名作。母がますむらひろしやが好きだったのに加え、実家の奥に映画版のパンフレットがあったので、名前だけは知っていた作品。最近やっと手にすることができました。
小さい頃読んでさっぱり理解できなかった宮沢賢治の世界がすっと頭の中に入ってきたので感動。これは漫画版特有というより歳取っていろんな物を見知りしたのが大きいのかも。
「ほんとうにあなたがほしいものは一体何ですか」
この一文、社会で働く大人に宛てた子供からの純粋なメッセージ、みたいに受け取ったんですが、研究者さんたちの意見を見るとそうでもないらしく。うーん……。
原作もちゃんと買って読みたいです。